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2017.01.23/ 23:03(Mon)
未だに去年を引きずっているというのに、
色々とあって、ブログの更新にまでなかなか手が回らずの毎日です

間が空きましたが、前回の続きです。


キッコウハグマ(亀甲白熊)  キク科モミジハグマ属
北海道、本州、四国、九州に分布  花期 9~10月
山地の林内に生える多年草です
キッコウハグマ2
小さくて可愛いお花です。 閉鎖花が多いです。


シマカンギク(島寒菊)  (別名アブラギク)   キク科キク属
本州(近畿地方以西)、四国、九州に分布  花期 10~12月
日当たりのよい山麓に生える多年草です
シマカンギクジンジソウ1-2
とても良い香りがします。


ジンジソウ(人字草)  ユキノシタ科ユキノシタ属
本州(関東以西)、四国、九州に分布  花期 9~11月
山地の湿り気の多い岩壁や斜面などに生える多年草です
シマカンギクジンジソウ2-1
下の花弁の形が「人」の字に似ていることが名前の由来です。


スイラン(水蘭)  キク科スイラン属
本州(中部地方以西)、四国、九州に分布  花期 9~10月
水辺または湿地に生える多年草です
スイラン28-22-18-15
水蘭といってもラン科のお花では無く、キク科のお花です。
結構背が高くて、1m位までになります。

水が多い所に生えて、葉が細いのでこの名がついたそうです。
似たものにマンシュウスイラン(チョウセンスイラン)があり、九州の高原の湿地に生えます。 
編集[管理者用] Trackback(0) 
2017.01.18/ 21:52(Wed)
11月に会ったお花です


佐賀県で会ったキクなのですが、ブゼンノギクだと思っていたら
図鑑には
「ブゼンノギクは大分県の産で、佐賀県や熊本県からの報告は誤認である」と載っていました。

佐賀県で会ったお花です
黒髪山16
岩の上に生えていました。 ヤマジノギクに似ていますが、葉が細いです。

次は、大分県で会ったお花です

ブゼンノギク(豊前野菊)  キク科ハマベノギク属
九州(大分県)に分布  花期 10月   岩上にまれに生える越年草です
ブゼンノギク 耶馬溪25
ほぼ終わっていたのではっきりと葉が写っていませんが・・・

ブゼンノギクの特徴は「茎や葉に毛は全く無く、葉は線形」とのこと

左は大分県のブゼンノギクで、毛がありません。   右は佐賀県の?キクです。
ブゼンノギク18黒髪山7

日頃からキク科って難し過ぎるって思っていますが、やっぱり毛があるか無いかって違いだけで
名前も変わってくるんですかね・・・。
それとも、それが大切なのよ、ってことなのかな。 素人には難しいなぁ・・・

参考文献
『日本の野性植物 草本Ⅲ 合弁花類』平凡社 2000年


リンドウ(竜胆) リンドウ科リンドウ属
本州、四国、九州に分布  花期 9~11月
山野に生える多年草です
リンドウ12
花付きが良くて、とてもゴージャスな株でした 
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2017.01.13/ 13:17(Fri)
昨年の11月に会ったお花です。

イヌセンブリ(犬千振)  リンドウ科センブリ属
本州、四国、九州に分布  花期 10~11月
山野の明るい湿地や田んぼのあぜなどに生える1~2年草(または越年草?)です
1イヌセンブリ177
葉は対生し、センブリより幅広く、長楕円状倒披針形長さ2~5cm、幅3~12mm 全縁で、先端は鈍頭
2イヌセンブリ156-155
茎はしばしば基部から分枝し高さ5~30cmぐらいになる
3イヌセンブリ95-25
花は狭い円錐状につき、花冠は径16~20mm、5深裂し、白色で淡紫色のすじがある
4イヌセンブリ41-144-178
花冠は基本的には5深裂ですが、6深裂のものもありました
7イヌセンブリ84-205
花冠の基部には2個の蜜腺溝があり、その周りに長い毛があります
5イヌセンブリ63-64-62
萼裂片は緑色、披針形で、先は尖ります

8イヌセンブリ105
花はセンブリに色も大きさも似ますが、イヌセンブリは蜜腺の毛が長くて蜜腺がよく見えません
センブリの毛はこんな感じです
センブリ23-22
顕微鏡で見ると、センブリの毛が平滑なのに対し、イヌセンブリの毛には小さな突起が多いそうです

8イヌセンブリ33
11月6日撮影
和名は、全草にほとんど苦味が無く、薬用にならないことからとのことです


参考文献
『日本の野性植物 草本Ⅲ 合弁花類』平凡社 2000年
『レッドデータプランツ 日本絶滅危機植物図鑑』宝島社 1994年
『里山・山地の身近な山野草』主婦の友社 2010年
『九州の野の花』西日本新聞社 1997年  『野草図鑑 8』保育社 1985年 
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ボンテンカと前回のオオバボンテンカはとても似ていたので、少し並べてご紹介いたします。

花だけを見ると、どこが違うのか判らないくらいよく似ています。
ボンテンカ4オオバボンテンカ10

花弁の先の形が少し違う気もしますが、ボンテンカの写真が少なくて
1つの個体しか比べられないので、たまたま違うだけかもです・・・
ボンテンカ1オオバボンテンカ12

花はそっくりですが、葉は大分違いました。
ボンテンカ6オオバボンテンカ1
ボンテンカ5オオバボンテンカ2
花同士がそっくりな割に、葉は不思議なくらい似ていませんでした



ボンテンカ(梵天花)  アオイ科ボンテンカ属
四国(高知県)、九州(南部、屋久島、種子島、奄美大島)、沖縄に分布  花期 8~10月
熱帯に広く分布する低木状多年生草本 (林縁の道端で見かけました)


オオバボンテンカ(大葉梵天花)  アオイ科ボンテンカ属
九州(南部、屋久島、種子島、奄美大島)に分布  花期 夏~秋
道ばたや空き地などに生える小低木です


ボンテンカは高さが1m内外で、オオバボンテンカは0.5m~2mになるそうです。 
編集[管理者用] Trackback(0) 
2017.01.07/ 22:21(Sat)
古いネタですが・・・昨年の10月に会ったお花です。

まだ去年に会ったお花が残っていますので、
えっちらおっちらとアップしていきたいと思いますです


昨年の10月の記事「気になった木2」でボンテンカをご紹介したのですが、
こちらはよく似ていて、オオバボンテンカといいます。


オオバボンテンカ(大葉梵天花)  アオイ科ボンテンカ属
九州(南部、屋久島、種子島、奄美大島)に分布  花期 夏~秋
道ばたや空き地などに生える小低木です
1オオバボンテンカ1

茎は直立(けっこう斜上していますが・・・)して分枝し、高さ50cm~200cmになります
3オオバボンテンカ28

葉は互生し、長さ3~10cmの柄があります
2オオバボンテンカ3-2
葉は広卵形、またはほぼ円形で、多少角ばり、
浅く3~5裂するか、または分裂せず、長さ4~5cm、幅4~8cm
上面は星状毛が散生し、裏面には星状毛が密生、ときに散生する。裂片は3角形、鋭頭または鈍頭
オオバボンテンカ3-6
葉裏の写真が無かったので、どちらも表面です

花は葉腋に1個または数個が束生してつき、長さ5mmほどの有毛の柄をもつ
オオバボンテンカ9-12-13
がくは5裂し、裂片は三角状披針形で、長さ約5mm  花の径は2.5cmほどでした

雄ずいと花柱は筒状に合生しています。
4オオバボンテンカ7-8
拡大してみると、袋の様な葯が割れて、中からピンク色の花粉が顔を出していて、
先端にはイソギンチャクみたいな形の柱頭がありました。

花弁は5個あり、淡紅色で三角状倒卵形または倒卵形で、長さ5~6mmになり下部で合着
5オオバボンテンカ14-12-18
蝶が蜜を吸いに来ていました。
セセリチョウのとまっている場所が花には都合がいいみたいで、足には花粉がついています。
シジミチョウのとまり方だと、蜜を持って行かれ損かも?

さく果はほぼ球形で5つの分果よりなり、全面にかぎ状の剛毛がやや密に生えている
種子は腎形、長さ約4mm、灰褐色をなす
6オオバボンテンカ4-5-5
奇麗なピンク色でしょ 可愛かったです
7オオバボンテンカ27
10月28日鹿児島県にて撮影

ボンテンカの名前の由来は、
「梵天花はインドの花の意味で名付けられたのであろう」とのことです。


参考文献
『原色日本植物図鑑・木本編Ⅰ』保育社 昭和54年  『新牧野日本植物図鑑』北隆館 平成20年
『新日本植物誌顕花編』至文堂 平成4年  『九州の野の花』西日本新聞社 1997年  
Genre: 趣味・実用 Theme: 散策・自然観察 Category: 樹木
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