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以前、林の中でカメムシタケとおぼしき物を2回見たことがありました。
でも、その元をたどって見たことが無かったので
今回見かけた時に思い切って摘まんで持ち上げてみると
意外にもヒョイっと持ち上がって見ることができたのでご紹介します。

カメムシタケは俗に言う『冬虫夏草』というものです。
冬は虫(宿主)だったものが、夏には草(きのこ)に変身です。

狭義の『冬虫夏草』は、中国で蛾の幼虫に培養したノムシタケ属のキノコのことですが、
現在では広い意味で同属のキノコが『冬虫夏草』と呼ばれています。


少々気持ち悪いかも知れませんので、
虫が苦手な方はご覧になられない方がいいと思います


ミミカキタケ 別名カメムシタケ
子嚢菌(シノウキン)門 麦角菌(バッカクキン)目 肉座菌(ニクザキン)科
沖縄を除く全国に分布  5~10月に見られる
図鑑によると、他の地方にも多少は産出しますが、
福岡と大分に特に多く産するそうです。
(日本以外では世界各地の温帯地域にも分布)
カメムシタケ2

林内の陰で、地面が湿っているような場所
落ち葉や、枯枝などが堆積している下にカメムシの体は隠れ、
細い菌体だけが伸び出してくるので、やや見つけ難いですが、
色が明るい朱色といいますか、オレンジ色、橙黄色なので
下をよく見て歩かれると見つかるかも知れません。

イタドリの群落の下にはカメムシタケが群生することがあるそうです。

カメムシタケ3
頭が下方に曲がっているものが多いことにより、
学名にはnutans(頭が垂れる意)が用いられています。
(老成すると頭部が下がってくるそうです)

カメムシタケ8
上部1cmは頭部と似たようなオレンジ色や赤っぽい色をしています。

頭部は茎より太く、長楕円形、橙黄色で表面はなめらかで乾いています。
この部分で胞子ができます。

常に必ず(色々な種類の)カメムシの成虫に寄生します。
カメムシの種類が判らないのですが、これはチャバネアオカメムシかな?
カメムシタケ7
この3日後、別な場所でまた見かけました。
いずれも胸と腹部の関節、羽根の脇辺りから出てきていました。

冬眠のカメムシに寄生し、その体内に栄養分を摂取するための菌糸を蔓延し
夏~秋、蔓延されて死骸となった虫の体から1~数本の子実体(※1)を出します。

※1子実体=菌類において胞子が形成される部分が集合して塊状となったもの

茎の高さは4~15cm 太さは0.5~1mm位
まれに途中から分枝しているものもあるらしいです。

上部を除き黒く光沢があり、やや硬いですが、もろくて折れやすいとのこと。
一見、針金のような感じで無毛、多少よじれています。
カメムシタケ11
この日は娘が一緒に来なかったので、仕方なく母ちゃんの手にて。

ちなみに、カメムシにはこのカメムシタケ以外に
頭の部分が黄色い「キイロカメムシタケ」、頭の部分が白い「シロガシラカメムシタケ」
「エダウチカメムシタケ」「クビオレカメムシタケ」などがあるそうです。


亀虫だけでなく、他の昆虫にも
蟻につくアリタケ、蜂につくハチタケ、ニイニイ蝉の幼虫につくセミタケ、
アワフキムシにつくアワフキムシタケ、蜘蛛にも・・・。

怖い感じもしますが、例えば松くい虫や、バッタの大発生など
ある種の冬虫夏草のような菌で抑えることができた例もあるようです。
強い農薬を使うよりもよっぽど怖くないかも?


追記
「特に福岡、大分で多くみられる」と書いておりましたが、
ちょっと古い文献でしたので、新しい図鑑をみての訂正です。

沖縄を除く全国で5~10月に見られ、
世界各地の温帯地域にも分布するそうです。



参考文献
『原色日本菌類図鑑 第8巻』風間書房 1979年
『標準原色図鑑全集 菌類きのこ、かび』保育社 1994年
『冬虫夏草図鑑』誠文堂新光社 2014年
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編集[管理者用] Trackback(0) Comment(6) 
 
Comment
 

わぁ~ すごい!すごい
見つかるんですね
payaさん素晴らしいです。
珍しいもの見せてくださって ありがとうございます



去年の阿蘇の地域研修の時
一緒に泊まった仲間が 「冬虫夏草」と言って
写真を見せあっていたのを 見せてもらいました
「よぉく探すとみつかるよ」
ってことでしたが いまだに本物を見たことがありません。

NAME:のけぼし | 2014.08.20(水) 10:10 | URL | [Edit]

 

Re: タイトルなし

のけぼしさま、こんばんは。

カメムシタケは目立つ色なので
見つけやすいかも知れません。

生えそうな場所は、近すぎない場所に池や沢があるような
やや湿った感じの森や林です。
今まで4回見かけましたが、何れもそういう場所でした。

でも、他の冬虫夏草は私も見たことがありません。
気持ち悪い形のキノコだな~と思って見過ごしているものが
実はそれだったりして?(^_^;)

NAME:paya | 2014.08.20(水) 22:12 | URL | [Edit]

 

 こんばんは

 cafeyanといいます。
 いつもありがとうございます。

 マメムシタケ、先日私も見ましたが写真が違いますねー・・。
 カメムシがよくわかります。

 今後とも宜しくお願いします。

NAME:cafeyan | 2014.08.21(木) 20:55 | URL | [Edit]

 

これはすごい!!

こんな植物があっただなんて びっくりです。

それにしても よく見つけられましたね。
payaさんの観察力にも びっくりです^^

NAME:こっぺ | 2014.08.21(木) 21:33 | URL | [Edit]

 

Re: タイトルなし

cafeyanさま、こんばんは。

ご訪問ありがとうございます。

cafeyanさんのブログは父ちゃんのお気に入りです。
色々珍しい花もご覧になられていらっしゃるので
勉強させていただいております。

まだやっと1年経ったばかりの初心者で
つたないブログですが、
こちらこそどうぞ宜しくお願い致します。

NAME:paya | 2014.08.21(木) 21:59 | URL | [Edit]

 

Re: これはすごい!!

こっぺさま、こんばんは。

これは冬虫夏草で『草』の字が使ってありますが、
キノコの一種?菌類かな?・・・と思われます。

ちょっと気持ち悪いでしょ(>_<)
でも、虫が腐って無く、形を保っていることが凄いな~って。
もう中身は多分、栄養にされちゃってますからねぇ。
やっぱりよくよく考えると、手に載せていますが
気持ち悪かったりして(^_^;)

NAME:paya | 2014.08.21(木) 22:01 | URL | [Edit]

 

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