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2013.12.21/ 00:29(Sat)
今日は『放牛地蔵』という
お地蔵さまについてお話ししたいと思います。

今回は文章が長くなりますがよかったら、お付き合いください


昔、熊本に放牛(ほうぎゅう)といわれる
お坊さまがおられました。

今から約300年ぐらい前の話です。

このお坊さまは、
享保7年(1722年)から享保17年(1732年)の11年間に
石仏を建立され、それが今も熊本のあちこちに残っています。

享保といえば『享保の改革』『享保の大飢饉』があった元号です。

放牛は、まだ子供の頃、
兄弟げんかをしている時に、
父親がやめさせようと投げた火吹き竹が、
たまたま通りがかったお侍の額に当たり
父親は切捨て御免になったそうです。

単なる昔話の言い伝えではなく、
『奉行所日記』や、放牛と同じ時代の
堀内伝右衛門という藩士が書いた『旦夕(たんせき)覚書』に
このことは書いてあるそうです。

母親の記録がないことから、子供だけになって
お寺に預けられたのではないかと・・・。
そうしてお坊さんになられたのかもしれません。

石仏が建立された頃の熊本は、
洪水、干ばつ、台風、虫の大量発生などによって
不作な年が何年かごとにやってきて、
そして、享保17年には「享保の大飢饉」といわれる
大変な年になります。

この年の11月に放牛は亡くなったそうです。

石仏には、ほぼ番号が彫ってあり(番号が無いものもあります)
107番まで確認されています。


初めて放牛地蔵の存在を知ったのは、15年前。
たまたま信号で停まった道の脇にありました。

『放牛地蔵』と書いた木の杭が立ててあって
その時は田舎道だったので
「牛の神様?」としか思わなかったのですが、
それから暫くして街の中で見かけ・・・

調べてみると、『放牛』とはお坊さまの名前で、
こういうお地蔵様が県内に100体以上あるとのこと。

そして、今まで目にしていたお地蔵様が
全然知らなかったけど、実はそれだったりして、
意外と身近に在って驚きました。

興味を持ち、5年ほどかけて、
現時点で所在が分かっている
お地蔵様全部をみて回りました。

あれから10年。
久しぶりにまた回ってみることにしました。


先ずは、第1体目です。
享保7年(1722年)建立

熊本市田迎(たむかえ)小学校の正門前にあります。
1、1体目-2

2、1体目-1
石碑の説明の中に書いてある銘文です。
『募化戮力 彫刻座像地蔵尊 立于道側 蓋普 結大縁 同生浄邦  享保七年壬寅五月 放牛』

書き下してみると
『募化し戮力し 座像・地蔵尊を彫刻し 道側に立つ 蓋し普く 
 大縁を結び 同に浄邦に生まれん  享保七年壬寅五月 放牛』

募化…僧侶などが布施を募る
戮力…りくりょく 力を合わせる
蓋し…けだし 思うに、きっと
普く…あまねく 広く
同に…ともに
浄邦…じょうぼう 阿弥陀如来の邦(クニ)即ち浄土

3、1体目-3
お顔も、文字も、もうはっきりとはわかりません。

5、1体目ー4
10数年前もそうでしたが、
新しいお花や、お供え物があり
地域の方にとても大切にされているようでした。

放牛石仏を調べるにあたり、
10年前と、今回、これからの分も、
『福井さんちの 夢 を届けるホームページ』
放牛石仏を求めて
を、参考にさせていただきました。

とても詳しく調べていらっしゃいますので
興味があられる方は、是非そちらをご覧ください。
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Category: 放牛石仏
編集[管理者用] Trackback(0) Comment(2) 
 
Comment
 

お地蔵様は

いちばんやさしい菩薩様みたいで、
古くから信仰されているようですね。
あちこちで、もういわれもわからない、お地蔵様を見かけますが、
かならず、なにか供えてあったり、よだれかけや帽子?が新しくなっています。そういうのを見ると、なんだか、ちょっと、ほっとしますね。

NAME:きくちゃん | 2013.12.21(土) 04:19 | URL | [Edit]

 

Re: お地蔵様は

お地蔵様が道端にあると、ここで事故でもあったのかな?
と、思ったりしていましたが、
例えば放牛地蔵にしても300年ぐらい前から実はそこに居て、
地域の人達に大切にされてきたということを
それまで知りませんでした。
(お恥ずかしい話、全部最近の?って思ってました)
意外と綺麗なんですよね・・・300年も前にできていたとは思えないくらい。
それだけ大切にされてきたということですよね。
まわっていて、大切にされている
放牛地蔵に会うと、嬉しかったですよ(^^)

NAME:paya | 2013.12.21(土) 15:53 | URL | [Edit]

 

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